トイレ

正しいトイレの掃除手順を覚えよう

小物を出す、雑巾で拭くなど

トイレは一般的な分譲マンションであれば0.4坪、一戸建てなら0.5坪、バリアフリーなど広めの住宅でも0.75坪という比較的狭めの空間です。
特に集合住宅のトイレは大人の体がやっと方向転換をできるくらいの狭い場所となっていることから、掃除をするにしてもスペースを気にしながら動く必要があります。

アパートやマンションではトイレ以外の収納スペースも少なめなので、トイレットペーパーや清掃用具などトイレ関連用品を中に入れてしまうとかなり雑多な印象になってしまいます。

ですのでまずはトイレ掃除をしやすくするために、床に直接細かいものを置くのではなく、ケースやボックスなど移動しやすい収納を用意する必要があります。

毎日のトイレ掃除ではまずトイレの室内にある細かい荷物を出すことから始めます。
小物が中に入ったままになっていると、どうしてもゴミやホコリが取り除きにくく、また尿などが飛び散った壁をきれいにすることができません。
移動しやすいようにラックにしておくなど工夫があると、毎日の掃除の手間がかなり軽減するでしょう。

小物などを外に出したら、まずは掃除機やほうきを使って軽くゴミを取り除きます。
それから換気扇、照明、壁といったような上側から順番に拭き掃除をしてください。

トイレ室内にはペーパーやタオルなどホコリが舞いやすいものが置かれているので、天井付近には意外にゴミがたまりやすくなっています。
汚れが酷い時には、家庭用洗剤を薄めたものを使いながら雑巾で拭いていくようにしましょう。

汚れがつきやすい部分は重点的に

トイレの中でも特に汚れやすい部分が便槽内と壁の他、手洗いボウル、便座裏といったところです。
目立つ汚れのつきやすい便槽内さえ掃除すればそれで終わりといったふうに思ってしまいがちですが、その周辺も同じように丁寧に綺麗にしていかないと、結局臭いが残ったままになってしまいます。

特に手洗いボウルは水垢がつきやすく、黒ずみの原因になってしまいますので、何度かに一度は水拭きだけでなく酸性洗剤を使ってピカピカになるようにしていきましょう。

便槽内についてはトイレブラシを使い、専用洗剤をつかって汚れを落とします。
この時便器の縁の裏側には汚れがたまりやすくなりますので、細いブラシをつかってゴミをかきだすようにしたり、雑巾や軍手をつかって細かく拭き掃除をしていきます。

トイレ用ブラシにはデッキタイプやスポンジタイプ、ブラシタイプなどがありますが、中でも細かい部分まで入り込んで洗えるブラシタイプがおすすめです。
汚れが酷い場合は一旦水抜きをして、ペーパーに洗剤を含ませて貼り付け、しばらく時間をおいてから洗い流しましょう。