トイレ掃除をする著名人(創業者)

トイレ掃除は室内清掃だけでなく、精神修行にも役立つとされています。
お寺の修行でもトイレ掃除は必ず行われるものになっていますし、近年では会社の新人研修や小中学校の教育の一環として、トイレ掃除をさせるということもあるようです。

そんなトイレ掃除ですが、出世をしてからも積極的に行うことにより、謙虚な心を忘れないようにしていたという人も伝えられています。

まず最も有名な人と言えるのが松下幸之助です。
松下幸之助といえば現パナソニックの創業者ですが、その前身である松下電器がまだ小さな町工場であった時代から自らトイレ掃除をかって出ていたと言います。
これは家電製品というモノづくりをしていくにあたり、モノを作るだけでなく掃除もできる人間を作らなければ、という気持ちから自ら行うようにしたとのことです。

現役の政治家の多くが出身としている松下政経塾においても、松下幸之助はトイレ掃除の方法を自ら教えたと言われます。
その他にも、同様にトイレ掃除と精神修行を結びつけていたとされる人物として、ホンダ自動車の本田宗一郎やイエローハット創業者である鍵山秀三などが挙げられます。

航空会社は美しいトイレを保っている

お店に入った時にそのトイレがきれいにしてあるかによってかなりお店の印象が変わります。
どんなに美味しいと言われるお店であっても、トイレが汚いと雰囲気が台無しになってしまうものです。

高級なサービスを提供するお店や企業においては、常にきれいなトイレを提供するということが当然になっており、トイレ掃除がどうなっているかにより、そのお店の一流度が測れると言ってもよいくらいです。

トイレが美しいサービスとして、まず航空会社があります。
中でも室内の清潔度で世界第一位とされているのが、台湾を拠点とする「エバー航空」です。

エバー航空はシート、テーブル、カーペット、トイレ全ての部門で清潔度ランキングトップを獲得しており、最も清潔な航空会社と言ってもよいでしょう。

他にもシンガポール航空やANAなどは世界的にも美しい客室環境を維持しているとされており、他の航空会社と異なる顧客サービスが展開されていることが分かります。

トイレをきれいにすることは、それ自体が何らかの金銭的利益を生み出すというものではありません。
しかしだからこそ、訪れる人たちへの小さな気遣いとして心地よい環境を提供できるというところに、余裕を持って営業ができる環境が整えられていると言えます。

トイレを見ればその家庭の経済状況がわかるとも言われているので、急な来客に備えて自宅のトイレもしっかり綺麗にしておきたいところですね。

トイレをきれいにすることで気持ちも明るくなり、運気の上昇を感じることができますよ。