寝室

意外と知らない!枕やシーツを洗う頻度

洗う頻度、洗わないとどうなるか

掃除の頻度でちょっと迷うのがシーツや枕カバーの洗濯です。
寝具は毎日使用するものですが、キッチンタオルや下着などの衣類と異なり、汚れがどの程度付着しているかが分かりにくいということがあります。
しかし毎日の睡眠の質を左右するのもこの寝具の清潔具合にかかってくるので、可能であれば頻繁に洗うようにしていきたいところです。

まず知っておいてもらいたいのが、人は眠っている間にコップ1~1.5杯くらいの汗をかくということです。
子供などはさらに多くの量をかくとされていますが、たっぷりの汗を毎日吸い込むシーツや枕カバーはかなり汚れています。
さらに髪の毛やフケ、落ちた皮膚の角質などは、長く放置をしているとイエダニを呼び込む原因になってしまいます。

一般的にシーツや枕カバーの選択頻度として理想的なのは週に1回程度です。
夏場のかなりたくさんの寝汗をかく時期には、もっと頻繁に洗った方がよいでよう。

シーツを洗う時にはできれば洗濯ネットを使い、広い範囲の繊維が洗濯機のドラムで傷まないようにしてあげると長持ちします。

枕カバーも同様に汚れやすいので、できるだけ頻繁に洗ってあげるとよいでしょう。
最近は丸洗い可能な枕も販売されているので、掃除の手間を考えてそうしたものを選ぶようにするのもよい方法です。

シーツ選びのコツと管理

シーツを選ぶ時には、まずはそれぞれの寝具のサイズにあったものを探します。
布団であれば敷布団カバー、ベッドであればシングルやダブルなど、大きさに応じたボックスシーツが販売されているのでそうしたものから選びましょう。

シーツはどれも同じように見えて、実は素材により寝心地や洗う時の管理の手間がかなり変わってくるものです。
シーツの素材としては、天然素材として「コットン」「麻」「絹」といったものがあります。
一方の化学繊維では「テンセル・リヨセル」と「ポリエステル」があります。

このうち最も吸放湿性に優れているのが麻とテンセル・リヨセルです。
特にテンセルは絹のような柔らかさと吸放湿性があるので、シワになりにくく扱いやすいおすすめのシーツです。

天然素材のコットンも手頃に使える便利な製品ですが、吸湿性がよい一方で乾くまでに時間がかかりやすく、乾燥の方法により縮んでしまうこともあります。

これまではシーツというのは布団に汚れがつかないようにする清潔のための道具とされてきましたが、最新の安眠科学では、より積極的に眠りやすいシーツということで提案をされるようになっています。
質の良いシーツは洗いやすく、すぐに乾いてくれるので、毎日の洗濯をする手間も大きく軽減することが可能です。

雨天時の交換のためにも、常時2~3枚は予備を持っておきたいですね。